
皆さんこんにちは!
株式会社 ユーキ.ディープラント、更新担当の中西です。
今回は「船舶塗装の鉄則」、つまり船体塗装におけるプロとしての基本姿勢・技術的原則についてご紹介します。
単なる「塗る作業」ではない、命を守る塗装。その奥には、ベテラン職人たちが代々受け継いできた暗黙のルール=鉄則があるのです。
どんなに高性能な塗料を使っても、下地が整っていなければ長持ちしません。
錆を完全に除去(サンドブラストまたは電動工具)
旧塗膜のはがれ・浮きを確実に処理
油分・塩分・水分を残さない
「塗る」のは最後。塗る前の“段取り八分”が勝負なのです。
塗料には数多くの種類がありますが、選び方には明確な基準があります。
船底 → 防汚性能が高く耐摩耗性のある塗料(防汚型フッ素系など)
船上 → 紫外線耐性と美観を両立(ポリウレタン系)
タンク内 → 耐薬品性や耐湿性が必要(エポキシ系)
さらに、使用する海域(温暖か寒冷か)・航行距離・寄港頻度も考慮しなければなりません。
塗装作業では「塗って終わり」ではなく、乾燥・硬化時間を守ることが最も重要です。
湿度が高すぎると塗膜の膨れや密着不良が起こる
気温が低すぎると乾燥が遅れて作業遅延
2回目以降の塗装はインターバルを守ることが必須
“急ぎの仕事ほど乾かせ”という言葉があるほど、焦らないことが品質に直結します。
船舶塗装は高所・密閉空間・有機溶剤の使用といった高リスク作業です。
マスク・防護服・換気の徹底
作業中の声掛けとバディ制
火気厳禁エリアの区分と管理
「自分だけ気を付ければいい」ではなく、「仲間の安全も自分の責任」という意識が求められます。
最終的な仕上がりの美しさ、艶、ムラのなさ。これはプロの証です。
ハケ目やダレを残さない技術
微妙な色の差をなくす調色力
スプレーガンの角度・距離を一定に保つ精度
お客様が気づかない部分でも、「塗ってよかったと思わせる仕上がり」を提供するのがプロフェッショナルの使命です。
船舶塗装は、重労働でありながら、高い技術と繊細な感性が求められる職人の世界です。
下地づくりから乾燥、仕上げ、そして安全管理まで——。そのすべてに“鉄則”があり、それを守るからこそ船は長く、安全に海を走ることができます。
私たちの暮らしを支える海運、その根底にある“塗装の力”を、これからも誇りをもって守り続けていきたいと思います。
次回もお楽しみに!
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